日々雜雜談談

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嫁を手荒れから救った漢方軟膏【ベルクミン】が神塗り薬だった話

ベルクミンを塗り始めてからの嫁の手荒れがどんどん改善されていっている。

一週間単位、1ヶ月単位ではない1日ごと効果を実感できるほどにだ。

今は完全に完治までもう少しといったところ。

しかも一本(20g)をいまだ使い切っていない。(最近嫁が日中に塗ることをサボっているからかもしれないが)

 

1年前、嫁の手はある時を境にどんどん荒れていった。

最初は右手の小指だけだったものが左手の甲側、他の指、手首。

最終的には左手まで同じように広がっていった。

激しい痒みにより夜にかきむしり朝には皮もめくれグジグジになっていた。

 

もともとアレルギー肌だった嫁。

日々の食器の洗い物や消毒アルコールなどを使った掃除などで人より薄いバリアが壊れたのだろうか。

 

とにかく右手の小指が治らなくなってからは水仕事から嫁を一切から遠ざけ、色々な軟膏や保湿を試した。

ついにはステロイドも塗ったがダメだった。塗っている間は改善するが、やめるとリバウンドが激しかった。

嫁の感覚ではあるが肌がどんどん薄くなっている感じがすると言われステロイドも3回ほどでやめた。

(ここでいう3回は散布期間であり3回数しか塗らなかったわけではない)

 

もちろん病院を進めたが嫁は行きたがらない。

過去にひどかったアトピーに対しなにも解決できなかった皮膚の医者に懐疑的なのだという。

 

もう肌荒れを治すというより、食い止めるといった生活スタイルになった。

オロナインを塗り、手にはなにもさせないことにした。

家の家事(掃除、洗濯、料理、インコの世話)は全て僕が受け持つことにした。

就寝時は掻きむしっても大丈夫なように(大丈夫ではないのだが)爪を深く切り、やり過ごした。

お風呂では嫁の髪を洗い、上がってからはドライヤーでかわかした。

 

それでもダメだった。嫁の手荒れは少しづつ進行していった。

一番の問題は寝ている時だ。人間は寝ている時に副交感神経が上位に来て痒みなどが発生しやすい。

そして本人の意思に関係なく掻きむしってしまい、朝には悲惨な状況になっている。

綿100の布手袋で防ごうとしたが、それ自体が刺激になり痒くなるのでこれもやめた。

 

このときの嫁の精神状態もボロボロでよく泣いていた。

専業主婦だったこともあり家でひとり塞ぎ込んでたのも沈む気持ちに拍車をかけたのかもしれない。

 

家事の一切を請け負った僕の手はつるつるすべすべのままだった。

できるなら変わってあげたかった。

 

もちろん嫁も僕に甘えぱなしではない。

化学薬品でだめなら漢方はどうだ。

漢方薬なら昔、紫雲膏(しうんこう)というのが良いと聞いたことがある。

「紫雲膏を買うぞ」という嫁。

その話を聞きながら僕は「紫雲膏」がききますようにと、祈りながら仕事に出た。

 

そして数日後、我が家に「ベルクミン」が届いた。

 

あれ?紫雲膏は???

 

嫁の話によると紫雲膏をネットで調べていたら、とあるブログにたどり着いた。

そのブログには、症状が進みすぎている場合は昔紫雲膏よりベルクミンが良いとあったらしい。

ステロイドならベルクミンというくらい、その界隈では有名らしい。

 

 

ブログ主も、嫁と同じようにアトピー起因で肌荒れが激しい人だったのだが現在はベルクミンで水仕事もこなしているらしい。

(ブログのリンクは嫁と一緒に探して追記します)

 

とにかくベルクミンを試してみる。

黄色のクリームを患部全体に塗る嫁。手が少し黄色くなる。鼻を近づけると漢方の匂いが結構するが、不快というほどではない。

 

塗った直後の嫁の感想が

 

「痒みがかなり和らいで、肌に水分が染み込むような感じがする」

 

そんな即効性があるものなのかという感じだが、期待が持てる感想ではある。

とにかく大事なのは就寝時だ。風呂上がりしっかりとベルクミンを塗った。

ベッドでの嫁の感想が

 

「痒みがかなり和らいで、肌に水分が染み込むような感じがする」

 

さっき塗った時と同じことを言った。

しかし重要なのが風呂上がりは体温が上がり、就寝前には手の痒みがピークを迎えるはずということだ。

それが、ない。痒みはゼロではないが少しピリピリするくらいという。

 

そして迎えた朝。

手には掻きむしったあとはなかった。

痒みの抑制が一晩続いた証拠だ。

何より、赤みが引いている。

 

 

嫁と抱き合い喜んだ。

 

それから朝、昼、就寝前にはベルクミンを塗り続けてみた。

痒みはどんどん薄れ、赤みが引いていき、ステロイドでもダメだった右手の小指もツルツルになった。

左手は完治し、今現在は右手の手首に大きな肌荒れが残っているが、それも少しづつ小さく薄くなっている。

 

ポイントとしてはベルクミンは漢方由来なので何度でも濡れることだ。

厚みのあるクリームで水仕事中でもある程度洗い流されずバリア的に働いてくれる。

そして水仕事が終わったらすぐにベルクミンを塗り直し、常にベルクミンで覆われている状態にすることが重要だ。

完治したと思った箇所も薄めにぬっておく、油断しない。

 

結論としては保湿が大事なのであろう。

嫁は水を飲むことが嫌いなのも今回の肌荒れの原因の一つだろう。

この1年は随分と細かく「水を飲みなさい」と言った。

 

喉元過ぎれば熱さ忘れる。

今は水分摂取も、ベルクミンの塗りもさぼりがちの嫁だが、それでも就寝前の塗りだけでも効果は出ている。